お菓子を焼くために久しぶりにオーブンを使おうとした際、「天板にクッキングシートを敷いて…」とレシピに記載されていたけれど、天板をどこにしまったのか思い出せますか?オーブン機能よりも電子レンジの加熱をよく使う人は、購入時の天板の行方がわからなくなっているかもしれませんね。
さらに、ターンテーブルを持つオーブンレンジなど、そもそも天板が付属していないモデルもあります。こんな時、手元にある牛乳パックで天板を代用することはできるのでしょうか。
紙パックで大丈夫?ちゃんと焼けるのか?といった疑問が浮かぶでしょう。そこで、牛乳パックをオーブン用天板代わりに使う際の正しい方法と注意すべき点について、ここで詳しくご紹介します!
オーブンの天板に牛乳パックを使用することは可能?
牛乳パックをオーブンの天板として利用することはできるのか?結論としては、適切な方法で使用すれば、代わりとして利用可能です。
ただし、牛乳パックはもともと牛乳を保存するためのものであり、オーブン用の調理器具ではありません。
代用として使う場合は、これから説明する注意点を十分に理解して扱いましょう。
オーブン用代替天板の作り方:牛乳パックの活用方法と注意事項
牛乳パックをオーブン用の天板として使うには、以下のステップに従ってください。
1. 牛乳パックを洗浄し、完全に乾燥させます。
2. 乾燥したパックを開き、自宅のオーブンに合わせてサイズを調整しカットします。
3. 平らにして使う場合、開いたパック全体をアルミホイルで包みます(中身が見えないように完全に覆うことが大切です)。
4. 複数のパックをつなげて大きな天板を作る場合は、オーブンに収まるようサイズを調整し、カッターで切り込みを入れた後、四隅をホッチキスで留めて形を整えます。完成したら、同様にアルミホイルで包みます。
5. アルミホイルの上にクッキングシートを敷いて使用します。
この方法で、オーブンのサイズに合わせて天板を自由に作り、使い捨ても可能です。特に正方形の天板が必要なロールケーキなどにも、牛乳パックのカスタマイズが役立ちます。
次に、牛乳パックをオーブン天板として使う際の重要な注意点です。
注意すべきポイントは2つです。
1. パックをつなげる際は、テープではなくホッチキスを使用してください。
2. パックをそのままオーブンに入れるのは避け、アルミホイルで包んでください。
テープは高温で溶ける可能性があるため、ホッチキスの使用が適しています。
また、アルミホイルで包むことで、焦げ付きを防ぎます。
ただし、くっつきを防ぐためにも、クッキングシートの使用をお勧めします。
以上が牛乳パックをオーブン用の代替天板として使用する際のガイドラインです。牛乳パックは堅牢ですが、多くの生地や料理を一度に焼く場合は、形崩れを防ぐために二重にすることを推奨します。
牛乳パック不要!オーブンの代替天板アイデア
牛乳パックが手元にないとき、他にオーブン用天板の代わりとなるアイテムがあるかもしれません。以下の選択肢を検討してみてください。
①金属製のバットやトレイ
②耐熱性があるグラタン皿
③取っ手の取れるフライパン
④ターンテーブル
金属製のバットやトレイ
金属製のバットやトレイは、オーブンでのお菓子作りや、汁気のある肉や魚の料理に最適です。サイズがオーブンに収まるものを選び、耐熱性を確認してから使用してください。
焦げ付きを防ぐためにクッキングシートを敷いて使うと効果的です。シートがトレイからはみ出さないように、余分な部分はカットしてください。
耐熱性のグラタン皿
グラタン皿やその他の耐熱皿は、オーブン調理に最適なアイテムです。マフィンカップを置いたり、下ごしらえ済みの野菜や肉を加熱して、そのまま提供することもできます。
耐熱温度やオーブン使用の適合性を確認してから使うようにしてください。
取っ手の取れるフライパン
取っ手が取れるフライパンや鍋をオーブン天板として活用できます。フライパンにクッキー生地を並べたり、カップケーキを焼くのに便利です。
下ごしらえ後にそのままオーブンで調理可能なので、料理の幅が広がります。ただし、オーブンに収まるサイズかどうかを事前に確認してください。
ターンテーブル
オーブンレンジを使っているなら、付属のターンテーブルが天板代わりになることがあります。機種によって異なるため、説明書やメーカーのウェブサイトでの確認が必要です。
ターンテーブル式オーブンでは、食材が均一に加熱されます。使用する前に、お使いのオーブンが別の天板を必要とするかどうかを確認してください。
オーブン用代替アイテム選びのポイント
✔オーブン使用の適合性
オーブンで使う代替アイテムを選ぶ際は、耐熱性や使用条件をしっかりと確認しましょう。トースター向けのバットやトレイがオーブンでは使えない場合もありますので、商品の説明や注意書きをよく読んでください。
また、レンジ対応であってもオーブンに適さない耐熱容器も存在するため、この点にも注意が必要です。
✔オーブン内への収まり具合
代替アイテムを実際にオーブン内に入れてみて、サイズが適切かどうかを確認しましょう。新しく購入する場合は、オーブンの内寸を予め測っておくと良いでしょう。特に、オーブンの上段や下段を利用する場合は、適切なサイズを把握しておくことが重要です。
既に天板が付属していたオーブンなら、取扱説明書にそのサイズが記載されているはずですので、それを参考にすると確実です。
オーブン天板代用の選択肢
天板が見つからない、なくしてしまった場合でも、オーブンでの料理はまだ可能です。ここで紹介した代替品を活用して、オーブン調理に挑戦してみましょう。
ただし、代替品はあくまで一時的な解決策であり、使用上の注意点もあります。身近にあるアイテムが意外な代用品になることも多いです。
オーブンを使えば、普段は挑戦しないような複雑な料理にも手を出せます。普段オーブンをあまり使わない方も、この機会にぜひ代替品を活用してみてください。